「考えたら答えの出る事」と「考えたところで答えのでない事」
この世の問題事には二種類ある。
すなわち、「考えたら答えの出る事」と「考えたところで答えのでない事」だ。
前者については、もうこれは考えればわかるのだから考えればよい。
後者は考えているだけではダメだ。誰かに聞くなり試してみるなり、とりあえず保留するなりしないとならない。ところが、世の中にはどうやら「考えても分かるわけないこと」を「考えて解決しよう」とする人間がいるようなのだ。
何も哲学的な話ではない。身近な話でもある。たとえば、今日あった出来事だが、「ここのDBのマスタのこの項目はどういう意図の定義だろう」などという事をああでもないこうでもない、と悩んで考えて答えがでないとか言っているようだったので、見かねてそれを受け取って知ってそうな人のところに聞きに行った。30秒で解決した。
もちろん、むやみやたらと聞く事がいいとは思わないが、少なくとも、「考えても分かるわけないこと」を考えて、成果の無い時間を延々と過ごすのはよろしくないように思う。
聞く相手が分からないなら、聞く相手を調べてみるなりなんなりすると良いんじゃないかな、と思った。