とらぶるエイリアンず
ホビージャパンから最近出たばかりのTRPG、とらぶるエイリアンずを遊んできましたので感想など。
http://hobbyjapan.co.jp/troublealiens/
どんなゲームか
地球には、「フラグメント」と呼ばれる物質があり、それを狙って様々なエイリアンが地球にやってきている。
エイリアン達は人類の滅亡をもくろんでいたり、隷属化を目論んでいたりする。
人間側はサイボーグや超能力者などを集めて組織をつくり、そういうエイリアンに対抗しようとしている。
PC達はそういう組織の構成員であり、エイリアン達から地球を守るため戦う必要がある…表向き。
実際は、PC達には正体があり、実は金星人のスパイだったり、実はリトルグレイだったりして、自分たちの目的を果たそうと目論んでいる、というのがキモ。
プレイでは、他のPCと共闘したり足を引っ張ったりという展開で、自分たちの陣営のメリットを追い求めることになる。
システム的な特徴
キャラクターシートは、表と裏があり、裏には正体に基づく能力や、真の能力値が記載される。密かに謎の怪光線を撃つ能力とかあったりするわけだ。
もっとも、怪光線とか撃ったりすると、他のPCに正体がばれるのでこっそりやる事になる。自分たちの陣営のメリットになるような事をしようとする場合(人類を滅ぼす陣営に協力的行動をする)も他のPCにばれるのでこっそりやることになる。
そういう事をしようとする場合、秘密メモを書いてGMに渡すことになる。時には他のプレイヤーにも秘密情報を送ってみたり。
基本的にメモが入り乱れ、情報が錯綜するようなゲームスタイルになるのだと思われる。
他のPCに正体がばれると、経験点でペナルティがある(他のPCの正体を見破るとボーナスがある)ので、行動は慎重にする必要がある。
装丁関連
世界観的には、B級SF。その割に、イラストは今風のかわいらしいキャラクター。個人的にはあってない気がする。
もっとも、売りたい層はSFっぽいライトノベルの読者層なのだろうから、これはこれで正しい戦略なのかも。付属シナリオにも、ツンデレとかいう単語があるようですし。
感想
正直、重いシステムかと。
というのも、秘密を守るために、メモを使った情報のやりとりが多くなるため。
メモを書くってのは時間かかりますよ。
意外と、チャット向けのシステムなのかも。チャットだと、特定の相手だけと情報をやりとりするのは比較的簡単なので。
まだ、能力と陣営の関連が分からないので、他のPCの動向の意味が見えにくかったので、その辺りある程度の熟練がプレイヤーに要求されるかも。
もうちょっと、プレイヤーが楽できるための仕掛けとかがシステム的に用意されている方が気楽に楽しめるのではないかなーと。今のままだとネタの領域を越えてない気がする。
経験点ペナルティがあってもいいので、そこそこバレそうな行動を取った方がおもしろくなるかも、と思った。
そんな感じ。