あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

ギャンブル選挙

 東京都知事政見放送Youtubeにアップロードされているのが問題になっているらしい。
 というのも、政見放送は候補者一人につき5回までと決まっているようで、自由に映像が閲覧できる状態にあるのはまずいらしい。
 私は都民ではないので直接関係は無いのだが、日本の選挙権を持つ一有権者としては、自由に映像が閲覧できない、すなわち立候補者の情報を仕入れる方法が少ない方が問題なんではないか?と思う。
 日本では政策という物をきちんと提示する事がほとんど行われていない。政見放送は回数が定められている上に、変な時間に放送しているので、みれない人も多い。選挙カーであちこち走り回っているが、走り回っているためにまとまった主張をする事なんてできるわけがない。せいぜい有権者は顔と名前を覚えてもらうために大声を張り上げて名前を連呼する程度。そしてそれはうるさいだけで意味がない。
 で、それで選挙に通ってしまう人がいるものだから、なおさら政策なんて出す必要は無くなる。とりあえず無難な事言っておけば間違いはない。後で検証する人もほとんどいないし。
 こんな惨状であるにも関わらず、「選挙には行きましょう」って言う人間の気が知れない。一応行ってるけどさ。
 きちんと選挙に行け、とか言う説教をしてくる人とか居るが、その人達は立候補者の政策についてどの程度知っているのだろう。知らない物は選べるわけないじゃないか。知らないまま選んだとしたら、それは選択でも何でもない。一種のギャンブルだ。
 いい人そうだって思って投票。あの馬は走りそうだと思って馬券購入。それってどの程度の違いがあるんですかね。