中古マンションをリノベーションした時の話(住み続けた後に実施するメリット・デメリット)
結婚した時に買ったマンションは、その当時ですでに築30年を超えていて、正直おんぼろでした。あちこちギシギシきしむのはともかく、風呂の水はしょっちゅう茶色い水が出るし(買うときに仲介会社の担当は、しばらく使ってればきれいになりますよ、とか言っていたけど、今思うととても無責任な発言でした。基本的に、彼らのいうことはあまり信用出来ないと思います)。
風呂場の脱衣所兼洗面所はとても狭く、ある程度覚悟して買ったものの使いにくさはどうしてもありました。
それで数年前、意を決してリフォームというか、ほとんど全とっかえみたいなものなので、最近でいうリノベーションを実施しました。
- 風呂場の位置を変更して広くした。
- 脱衣所の場所も確保。
- 台所も全とっかえ。かつ広く。
- 床を全部剥がして、配管を旧来の鉄管から樹脂管へ。
- リビングとひとつづきになっている部屋の仕切りをとっぱらい、広いリビングに。
- その分、一つ部屋が非常に狭いことに。
これくらいいじっていますので、リノベーションといって良いのではないかと。
メリット
長期住んだ上でのリノベーションですが、そのメリットは「変更後のイメージがし易い」ことではないでしょうか。
間取りを描かれても、図面をみる能力が低いので実感が湧きにくいのですが、実際に住んでいる感覚が適用できるので、イメージが付けやすかったように思います。
あと、細かい要求が出しやすい、というのもあります。ここにコンセントがあれば便利なはず、とか電気のスイッチはココがいい、とか。ここは小さいようで、あとあとの使い勝手に響いてくると思います。とはいえ、物理的に無理なものもあるので、100点は取れないのですけど。
お金の面で言うと、初期投資が低くて済む、ということでしょうか。水回りをいじると、安くても300万円くらいは覚悟が必要です。真面目にやればもっとかかります。中古で安いとはいえ、不動産を買うと同時にその分をかけると、最初が厳しいと思います。うちも、いつかはリノベーションとかできるといいね、みたいなことも考えつつ中古マンションをかいましたので、その辺りは若干助かったのかな、と思います。
デメリット
デメリットはやはりお金でしょうか。
私は、実家が近いのと、あと全部屋をいじっていないので、荷物をいじっていない部屋に置いておく、という対策で、リノベーション中のコストが最小で住んだのですが、そういうことが出来ない場合、引っ越しやら一時的な宿の確保やらでお金が飛んで行くでしょう。
それに、リノベーションのコストは住宅ローンにはできないので、金利の面で不利です。一番最初に買うときに、リフォームをするのだったら、その分上乗せして住宅ローンのお金を借りておく、という手が使えるのらしいので若干お得のようです。
ちなみに、リノベーション目的で中古マンションを買う時は、どうせいじるからいい、とかであまり古いマンションを買うと、住宅ローン減税が適用されないので、要注意です。
私の結論
お金の面では不利でしたが、住み続けた後のリノベーションは悪くなかったと思っています。古いバージョンも新しいバージョンも両方知ることが出来て自分のマンションに愛着が湧いた気がします。
でも、お金の面を考えると、最初にコストかけてリノベーションしたうえで済むことをおすすめします。初期投資が高くなるとはいえ、どのみち借りるし払うのであれば、最初にまとめてやったほうがお得です。
友達に相談されたら、絶対にそう答えます。
というあたりが本日の結論かと。