忍者飛翔
スケバン刑事が有名な、和田慎二の作品。
私の中では、忍者飛翔、の和田慎二の作品。
先日、ふらりと本屋に入ったら、偶然発見。忍者の神の巡り合わせに違いないという事で即購入。
普段、いいことしてるからだな。
この漫画における、忍者作品的によいポイントは、
・忍者と主の主従関係。たんなる上下の関係でないところが(そして、女の主人と男の忍びという関係性が)面白い。忍者の力がただの力としてではなく、人として機能するところが良いのですよ。
・黒装束と、アクション。忍者の黒装束ってのは実は結構目立つというか、史実ではあんな忍者は少ないのですけども、あえてそれをやっているところが良い。ぱっと見で忍者とわかる漫画。しかも、アクションがしっかり描かれてるのもよい。その分、忍法とか忍術の類いは弱い。その辺はバジリスクとか別の忍者漫画を読むと良い。
というわけで、かなりおすすめの忍者漫画である。
ちなみに、この本の中で出ている忍者では、ハチ使いのスズメバチが好みの忍者だ。
昔は、黒装束のオーソドックス忍者が好きだったのに、いろいろと忍者物の深みにはまるうちに、ちょっと変わった忍者の方が好きになってしまった。
スズメバチってのは、表紙に出ているハチのマスクみたいなのをしている忍者。ハチを操るという、いかにも忍者っぽい技を使う。か、かっこよすぎる。