人類は衰退しました２ - あんにんにっき。

　注）忍者ネタタグがついているのは、最後強引に忍者ネタに持って行くためです。あらかじめご了承ください。
　非常に面白く読んだ、人類は衰退しました、の続編。
　とは言っても、前を読んでなくてもそれなりに楽しめるのではないかと。
　ほのぼのした語り口で語られるファンタジーという点では前作と変わりないけれども、今作はひねりすぎているような…。面白いけども、前の方がもっと良かった、というのが個人的感想。
　この世界って、人類が栄えた後衰退している、人間文明の終焉を迎えているのだけれども、ひたすらに脳天気。同じく人類が衰退しているという題材を扱ったSFとかファンタジーとかが他にもあるけれども、それらとは全然違うお気楽さ。このお気楽さは読んでいて気持ちいい。
　とはいえ、もっとシビアな話も好きっちゃ好き。バンパイアハンターDとかも、人類はかなり寂しい感じになっているけれども、あのくらい寂しい感じも好きだな。
　ところで、重要な情報が巻末に書いてあった。
　ガガガ文庫で忍者ものがあるらしい。ビキニンジャ・ドキッ 1 (1) (ガガガ文庫み 4-1) (ガガガ文庫み 4-1) うぉ、何という重要情報。ビキニ装束を正装とするビキニンジャってあたりが激しくあたま悪い感じで良い。
　ラノベに寄っている小説は、破天荒な忍者を提示していたりして結構面白い。忍者ってのは、無限の可能性があってよいよね。
　とりあえず、買いだな。