あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

やじきた学園道中記における忍者

 やじきた学園道中記 (第1巻)
 やじきた学園道中記、っつー少女マンガを1巻から15巻まで読んでました。
 番長連合とか関東制圧とか影の軍団とか、一昔前の番長マンガに、やじさん、きたさんという女性二人が入っていろいろ起こる、という学園物マンガ、になるんでしょうか。番長物?
 主人公二人のキャラクターがたっているし、勧善懲悪って感じのノリも面白いマンガです。
 さて、そういう普通の感想は置いておいて。一忍者ファンとしては、注目せねばならないポイントがあります。
 甲賀望月流忍びである各雲斎小鉄という忍者がでてくるのです。やじきた、って事で時代劇的な物をイメージしているためでしょうか。忍者が現代に出ていることに特に理由は見あたりませんが、作品的には違和感なく忍びという存在があります(一般人は知らないようですが、知っている人は知っている、って感じかな)。
 幼少の頃は、里で修行をしていたようですが、今は里は出ている模様。現代物に出てくる忍者は、里で修行をしているパターンとそうでないパターンがありますが、修行をきちんと行っているタイプのようです。忍者の修行をして忍者になっている方です。
 直接戦闘力は高めでありながら、諜報任務にも長けているし。時に女装をしての諜報活動なども行うというある意味忍者らしい忍者。かといって、土遁や火遁などのいわゆる忍法の類を使うわけでもなく。風車の矢七のようなバイプレイヤー的存在です。
 ちなみに、甲賀忍者というのは、惣という合議制にて領地を運営しており、その合議制を構成していたのが有名な甲賀五十三家です。望月家、ってのはこの五十三家の一つなので、小鉄の流派はその頃から続いている歴史ある物なんですね。
 まだ15巻までしか読んでないですが、現在20巻を越えているようです。もう一人の忍者、剣持狭霧は望月家の秘密を体に宿しているらしく、そちらの展開も気になります。
 地味だけれどもしっかり忍者している忍者を見たい人には、おすすめではないかと。