ゆるゆる〜とキツキツ
最近、amazonマーケットプレイスで買った本二冊を読んでの感想。
一冊目は、「まずは小さな世界で1番になる」
女性経営者の自伝物。航空会社の社長さんらしい。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」という哲学を元に、自分が活躍できる小さい場所で成功体験を重ね、それを続けていくことで大きな成功を呼び込むということらしい。
小さな場所で活躍、と簡単に書いてあるけど、仕事術なり営業術なり読む限り、ロジカルな思考が徹底しているようで。小さい場所の方が機会が得やすいというだけの事のような気が。まあ、機会が無ければそもそもどうしようもないという点では正しいような気がする。
なんか、正しすぎて読んでてキツいなぁという印象を持ってしまった。「趣味は仕事にできない」と言い切ってたりするあたり、共感できないからかも。社長が趣味を仕事にすると採算度外視して会社がもうからなくなるかららしい。
で、これと正反対と思えるのがもう一冊目、「プチクリ」
作者は、おなじみ岡田斗司夫。好きなことを自分の好きなスタイルで楽しんで、表現として発信する事を「プチクリ」として提唱している本。お金を稼ぐために、時に自分の好きではないことをやらなくてはならないプロのクリエイターではなく、あくまでプチクリ。
正反対、と私の思ったところは、先の本では「趣味を仕事にできない」と切って捨てているキツさがあるのに、こっちは好きなことを自分らしく表現していけばいいじゃない〜的な緩さがある所。まあ、立脚点が違う二冊の本をこっちが勝手に正反対と言っているのだから仕方ないことこの上ない。が、本ってのは受取る側が好き勝手に読んでいいものなのだ。だれか、そんな事を言ってたような気がする。