本を読もう
この本も古い。1973年に初版が出ている。 基本的に、物事を考えるにあたってのやり方というのはあまり変化が無い、という事なのかもしれない。 この本の扱う範囲は、タイトル通り、考える技術と書く技術。 書く技術、については私はまだそこまで至ってないの…
この本は、ライフスタイルを説いた本だ、というのが私の感想だ。 ライフスタイルの中でも、知的な生活とはどいういうものであるか、そしてそれがいかに良いものであるか、という事を説いてある、むしろ礼賛するという印象だった。 自分の中では、なるほど、…
サブタイトルが、情報のインプット&アウトプット、とあるだけあって、いかにして情報を入力するか、そして出力するか、に付いての筆者の体験に基づく見解が提示されている。 筆者も書いているのだが、これは筆者の場合の話であり、個人個人により適用される…
ネット上の炎上は、議論のルールを身につけていない事から起こる人災、との事らしい。 この本では、議論の種類や目的を挙げたり、インチキ理論への対処法等、議論を有意義に行うためのルールを検討し提示している。 議論とは、話を聞くことである、と筆者は…
読了した。感想は「マップスにまた会えたー」って感じでしょうか。何故だか懐かしい。 マンガ版の主人公、リプミラとゲンが出てくるのは全6話中1話なのですが、それでもマップス。間違いなくマップス。作者の皆さんのマップスに対する愛を感じる。 具体的に…
哲学を小難しい学問としてとらえるのではなく、実際の人生における問題を解決するための道具、として扱う視点を提供する本、だろうか。一言で表すと。 仕事がつまらない、というような問題から対人関係、死に対する考え方とかそういう諸々。 筆者は哲学カウ…
言わずとしれたベストセラー。なんというか、激しくいまさら感漂うけども、私に足りないのは、この当たりの知的生産に関する下地の部分と思うので、読んでみることにした。 1993年に初版が出ているから、15年後にやっと読んだ事になる。 内容のうち、いくつ…
この本で言う、グーグル化とはなんぞや? グーグルが検索サービスを無料で提供することで広告や情報がどんどんと集積されるがごとく、情報をどんどんと出力し続けていくことで、周りの人や情報を引きつけていく事ができるようになっていく、という事らしい。…
レバレッジシリーズで有名になっている本田 直之氏が、人脈についての書いた本。 まずは基本。 人脈というか人付き合いの基本はコントリビュートである、というのが最大のポイントのようである。 コントリビュートとは、貢献する、という意味。貢献される、…
読了。 今は無きソノラマ文庫で2002年に出てる本で、正直今まで存在を知らなかったのが悔やまれるくらい面白かった。 第0章、本能寺の変で明智光秀が信長に倒されるシーンから始まる。そう、この世界は所謂パラレルワールドであり、我々の知っている歴史と違…
この本は、自分の小さな「箱」から脱出する方法の続編にあたる本。時系列的には、ちょっと前の話になる。 内容的には前作とかぶる、っていうかほとんど同じ。前作を読んだ人が、補完的に読むような内容。前作を読んでないって人はそっちから読んだ方が吉だと…
注)忍者ネタタグがついているのは、最後強引に忍者ネタに持って行くためです。あらかじめご了承ください。 非常に面白く読んだ、人類は衰退しました、の続編。 とは言っても、前を読んでなくてもそれなりに楽しめるのではないかと。 ほのぼのした語り口で語…
6月27日の日記で残り半年で30冊読もうと考えて、ちょこちょこ読んでいた。 いくつかは読んだ後、はてダに書いていたのだけれども、ちゃんと全部書いていなかった。 上の日記を書いてからはてダに書いたのが12冊分。書いてなかったのがたぶん13冊。と言うこと…
17世紀の数学者フェルマーが残した数学の超難問にまつわるドラマ。 最初のあたり、ピュタゴラスのころからさかのぼって数学とは何か?というところから始まり、数学の進歩とその難問がどのように生まれたのか、そしてその難問に挑んでは失敗する先達達、そし…
これは他の本で読んだ話ですが、部屋が散らかってると集中できないらしいです。 というわけで、部屋をすっきりさせるべく、この本を読んでみることにしました。 この本で説かれる内容は、ものを持ちすぎない、というシンプルな一言に尽きます。収納法や捨て…
amazonでお勧めされたので買ってみた本。 脳科学の観点から見て合理的な、物事を上手にこなす方法、いわゆるlifehackの類を色々と書いてある本。 いま、この手の本に興味はあるので読みはしたものの、正直あまりぐっと来ない。リアリティが薄い、という感じ…
島田紳助がレースチームを作って色々やっていたのは知っていたが、他にも色々と経営しているとは知らなかった。 この本には、島田紳助氏が色々な商売をサイドビジネスで行い成功を収めて来た理由と経営哲学が書かれている。 私が要点と思った点を、ざっくり…
あちらこちらで好意的な書評が出ていたので読んでみた。 岡田斗司夫の本は今までにも読んだ事があるのだけども、今までに読んだ方が面白かった。正直、この本は少し落ちるような気がする。 面白くない訳じゃない。十分に面白い水準をクリアしている。が、話…
カジシン、こと梶尾真治氏の書く、ショートショート。 ショートショートというジャンルは普段あまり読まないし、カジシンもあまり読んだ事はないけれども、軽妙な語り口やテンポの良さもあり、すいすいと読める。 結構面白かったので、同じくカジシンの「地…
リングワールドで有名なラリイ・ニーヴンの作品。個人的にはリングワールドよりこちらの方が好み。 ノウンスペースと呼ばれる共通の世界を題材にしたスペオペ短編集。 同じ世界を使って話を作っているため、最初の話で出てきた主人公が後の話で出てきてにや…
著者は、マイクロソフトでEXCELのマクロの仕様書いた人らしい。 プログラマ向けではなく、プログラムチームの管理者に向けた本。 基本的には何々論のような上段に構えた物ではなくて、徒然雑記のような感じで色々なことについて雑多に書かれてある。ので、読…
これも昔一度読んだ本。 表題作の他二本が収録された中編集。 表題作は泣けるお話。 宇宙の好きな16の少女が出会ったアクシデント。そのアクシデントに対応するための決断。 いってしまえばそれだけの話。だけれども、必ず泣けるという切ないお話。のはず。 …
風邪で寝てる間、暇だったので読み直してみた。 1998年に出た本だったのか。出て直ぐくらいに読んでいるはずだから、10年前と違った感想を抱いても不思議は無いのかもしれない。 この話は、それぞれの登場人物の視点から一つの事件について書かれている、と…
アーシュラ・K・ル・グィン の書いたSF小説、闇の左手を読了。 外交関係を結ぶべく惑星 冬に降り立った、惑星連合体エクーメンよりの使節はやがて陰謀に巻き込まれ…。 というお話。 惑星 冬は過去に放棄された人類の植民地、という設定だが、そこに住まう人…
コピーライターや建築家、といったアイディアを生業にしているクリエイター20人の、「アイディア」というものに対しての考えをまとめた本。それを仕事にしている人々による言葉だけに、耳を傾ける価値は大いにある。 最初この本を読むにあたって、アイディア…