天正伊賀の乱
天正伊賀の乱、ってのは史実系の忍者物を見る際に、覚えておいてそんはない一大イベント。
織田信長が、伊賀の里を攻め滅ぼした、ってイベントなんだけど、それの関係で忍者物の話では織田信長は忍者の仇敵と設定されていたりする。魔王を倒すための特殊な力を得た存在が忍者なんだ!なんてネタも良く見るけど、伊賀の乱を知っているとその辺の納得度が上昇する。
で、この話はその伊賀の乱を描いた話、ではなく!
伊賀の乱がどのようにして起こったのか、についてサスペンスタッチで描かれたなんというか異色作。
森の中、忍びが逃げ、忍びが追いかける。そこから始まり、戦い、逃げ。
それぞれの忍者がそれぞれに回想シーンを持ち出し、真相はいったいどれ?と混乱させるような話。
いったい真実は何なのか?というストーリーの謎と、忍者が使い捨てられるような演出が見どころか。
個人的には、忍者物の一番の見所はアクションではなく、人ではないもの(人の能力を超えてはいるが、扱いは人ではなく道具)が、人として葛藤するドラマであると思っているので、そういう意味では結構楽しめた。
ただ、なんか終わったあと、うーん?って感じで割り切れない感が残ったような残ってないような。
私の理解力が低いのですかね。
でも、結構というか、かなりお勧めの話だと思う。
忍者物ってのはさまざまなバリエーションで話を作れるのだな、ということがわかる良い話しではないかと。
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