バットマン・ダークナイト感想
ダークナイト。DARK KNIGHT。すなわち闇の騎士。ゴッサムシティという犯罪都市を守る守護者。合法的な手段ではなく、実力行使で犯罪に立ち向かうダークヒーロー。それがバットマン。
こっから先は個人的な感想。
ネタバレしないように書いてるつもりですが、気になる人は見ないのが吉。
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…よいかな?
個人的におもしろい、と思った点は光と闇との対比。
法の力でゴッサムシティに平和を取り戻すべく戦う検事ハービー・デントは光の騎士、として敬意を集めている。
一方、暴力の力、すなわち非合法の力で平和のために戦うバットマンは闇の騎士、ダークナイト。
闇の視点からみた光、光の視点からみた闇。ともに平和を目指すが故にお互いを複雑な気持ちでみてるんだろうなぁ、なんて事を感じさせられるわけです。
闇の騎士が折れようとするとき、光の騎士がとった行動にも魅せられましたが、光の騎士の英雄性が揺らごうとするとき、闇の騎士がとった行動もまた、闇の騎士にしかできない行動で存分に堪能させていただきました。
まさに、ダークヒーローのダークヒーローたる姿。
インディ・ジョーンズのラストのような、にやりとさせられるエンディングも良いけど、この映画の重さをじっくりと受け止めさせられるエンディングも良い。またその重さを存分に味わわせてくれるエンディングの重厚な音楽。さっくりと席を立っていく人の気がしれないね。
ちなみに、前作のビギンズは私は見てません。
前作とかしらなくてもしっかりと楽しめる映画でした。大金持ちが正体隠して暴力でもって悪党をたたきのめしてるんだ、って基本的なところだけ知っておけば良いんじゃないかなぁ。