工事進行基準?
ITProのコラムに、IT業界の契約に関して大きな変動がある、とかいう記事があった。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080606/306796/
その記事によると、
・ソフトウエア開発に対して、新しい会計基準である「工事進行基準」が適用されるから
・あいまいな取引はできなくなる
という事らしい。
曖昧な取引ができないってのは、
・納期は決まってるけど、仕様はまだ決まっていない。
・開発途中の大幅な仕様変更にたいして、契約の見直しが行われない。
などという、IT業界では良くある話がNGになるって事らしい。
よく分からないので色々とググってみたけど、
こんな記事とか見つかった。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/09/poc.html
今までは、システムが完成して納品して、はじめて売り上げやら赤字やらが確定していたのだけども(これを工事完成基準、というらしい)、進行基準だと決算期末に開発の進捗を見積もって、その進み具合によって売り上げを計上するという事になるらしい。
要するに、会計上の要請らしい。会社が儲かってるか儲かってないか、すぐに分かるようにしとけ、って事で。株式会社とかで株主が損しないようにしようぜって事っぽい。
なんか、内部統制の話とかも絡んで、これからは株式会社にして大きい規模でやるより、小さめの小回りのきく会社の方がメリットあるんでないか、という気がしてきた。経営の実態が分かる、ってのは重要だけども、お金の計算やらなにやらする前に、いかにして財を生み出すか、って事に注力する方が全体的なメリットは大きいような気がするのですけどもね。