考える技術・書く技術
この本も古い。1973年に初版が出ている。
基本的に、物事を考えるにあたってのやり方というのはあまり変化が無い、という事なのかもしれない。
この本の扱う範囲は、タイトル通り、考える技術と書く技術。
書く技術、については私はまだそこまで至ってないのでざっくり流した。説得力を持たせるにはどうするか、とか。仕上げの際の構成をどうするか、とか。
考える技術については、色々と訓練方法等について言及してあったりしてやってみようか、という気にはさせられた。
次から次に目に入ってくる物を言葉にするとか。
何でも良いから記憶をする訓練とか。英単語とか覚えるとよいかな。
他にもあだ名を付ける方法とか。パターンを把握し、それを短い言葉で表す事になるらしい。たしかに、ぱっと考えるのは難しそうだ。
他にも、視点を変える方法として、敢えて自分と反対の意見の側に立って物を考えてみるとか。意図的に視点を変えるわけだ。
他にも、カードの使い方のノウハウとか(この頃の本を何冊か読んだが、カード好きだな、ほんと)あったが、どのように物を「発想」するかについてはずばりとは書いてない。
やはり、ひらめきの類は文章化できないもののようで。他の本にもあったが、地道に情報をためていき、その上で一端他に意識を向けたり歩いたりそんな感じで発想を誘発するとか、そんな感じか。
溢れるくらいインプットすれば上澄みのようにひらめきが出てくるのかもしれない。
基本的にはノウハウが中心に書かれている。他の人のノウハウを参考にして自分のやり方を確立していきたい、という人ならば読んでみても良いのではないかな。って感じ。
比較的長い文章を書かなければいけない人は必読
考える技術は必見。読み物としてもおもしろい