十二国記、新作、読んだ。
十二国記の最新作、「丕緒の鳥」という短編がyomyomに掲載されていたので買って読んでみた。
十二国記は、NHKのアニメではまり、その後で原作全部読んだ、という流れでのファン。
新作が出るのは、2001年9月以来で6年半ぶり、らしい。
もう、新しい話が出ることなんてないんだろうな、と思っていただけに嬉しい誤算。
ワクワクしながら読んでみた。十二国記らしい雰囲気があちこちにちりばめられていて、世界に浸ることができた。気持ちの良い読後感。
今回の短編は、今までの話に出てきた歴史上の一コマに関連した裏舞台の出来事、を扱っている。なので、今までの話を一応読んでいる私には、ああ、あの時こんな人も裏にはいたのだな、と感じられて面白かった。シリーズ物ってのは、そういうつながりを感じさせる所とかあると面白さが増えてよいよね。
心理描写とかも丹念に行われているので、たぶん十二国記を始めて読む人も面白く読めるのだろうと思う。
実は今回、この短編のためだけにyom yomという雑誌を買った。
誌面の他の所もパラパラと目を通してみたけれども、あまり好みの傾向にはあっていない雑誌だった(面白いな、と思う物もあったけども)。
ジャンルとしては文芸誌、なのかな?結構分厚い雑誌だった。
さて、次また十二国記の新作が読めるのはいつのことになるのだろう。また6年とかちょっと待てない。いや、待つけど。
yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 [雑誌]
posted with amazlet on 08.03.03
新潮社 (2008/02/27)
おすすめ度の平均:
待望の新作!迷わず買いでしょう!
ファンタジー特集号