レバレッジ人脈術
レバレッジシリーズで有名になっている本田 直之氏が、人脈についての書いた本。
まずは基本。
人脈というか人付き合いの基本はコントリビュートである、というのが最大のポイントのようである。
コントリビュートとは、貢献する、という意味。貢献される、ではない。貢献する。
人脈から何かを得よう、何かをしてもらおう、とするのではなく、相手に対して何ができるか。頼られるくらいでちょうどいい。
対象
つきあっていく相手は、アクティブな意識を持ち、将来成長していくであろう人たち。今有名な人、今の有力者、そういう人たちではなくてこれから伸びていく人。
そういう人たちと一緒に伸びていく。志の高さに影響を受けることができる。相手が成長するところを見て、よし自分にもできる、と思う事ができるようになる。
共に高め会える相手と、時間をかけて人脈を築いていく。これって、むしろ友情とかライバルとか強敵と書いて「とも」と読む、とかそういう関係だな。
方法論
基本はコントリビュート。相手に対して何ができるか。
情報を提供する。相手の知りたそうな事は?自分の知っている事で相手に役に立ちそうなことは?
情報を提供するためには、日々の情報のインプットが必要。入れて出す。
雑誌の切り抜きを渡してみたり。おいしいお店の情報なんてのも聞く人が聞けばすごく助かる情報。
マスに対しては、ブログで情報発信とかもいいらしい。そうか、ブログで人脈とか考えたこと無いけども、そういう感じでいろいろやっている人も見かけるな。情報は出す人のところへ集まる、っていうのはこのあたり関係するのかも。
他にも相手のことを調べて相手の欲しいような情報をカスタマイズして出すとか色々ノウハウも書いてあった。
パーソナルブランディング
方法論の一環として述べられていたが、ちと気になったポイントでもある。
自分のプロフィールを書くとよいらしい。
自分の強い分野は?
資格はどんなものを持っているのか?
自分の今の課題はなにか?挑戦しようとしていることは何か?
自分の行ってきた実績は?
自分の趣味はなにか?
自分の得意なことは?専門は?
自分のキャッチフレーズは?
感想
人脈とかってなにか露骨なというか嫌らしいイメージを勝手に持っていたのだけれども、そうではないと認識。
お互いに熱意を伝えあい、お互いに高め合っていく関係というのは歓迎。是非、高めあって行きたい。
人によって高まっていく方向性が違うので、自分の高まっていきたい方向性を考えて、そういう相手とたくさんつきあっていくことも重要なのだと思った。たとえば、技術系の勉強会にでるとか。
そういう見方を気づかせてくれる本だと思った。
もっと速く、こういう見方を知っていればもっと伸びしろがあったかも、と思うとちと残念な気もする。まあ、やらないよりはやった方がよい。何事も。
とりあえず、今年はどこか勉強会に潜り込んでみることにしてみよう。そうしよう。