ブレインハックス-人生を3倍楽しむ脳科学
amazonでお勧めされたので買ってみた本。
脳科学の観点から見て合理的な、物事を上手にこなす方法、いわゆるlifehackの類を色々と書いてある本。
いま、この手の本に興味はあるので読みはしたものの、正直あまりぐっと来ない。リアリティが薄い、という感じ。
脳科学的にはこれこれこうなので、このようにすれば良いはずだ、というニュアンスで書かれているのがリアリティの薄さにつながっているのだろうか。筆者はこれを実践した上で書いているのだろうか？それとも机上の空論？
中には、アトピーを治すために食事療法（アルコールや糖類を一切食べない、というかなりきつい物。ご飯も果物も駄目だし）を行うに辺り、意志の力に頼るのではなく、脳科学的アプローチで成功させている（とはいえ、そこに至るまでに6度も失敗しているという事も書いてあるが）ようだ。こういう、実体験に基づいて書かれたであろう事も多少混じっており、その辺りは理論と実際に試した体験談が書かれているため、非常に役に立つように思われた。
理論を置き去りにした個人的な体験談の書かれた本、というのも困りもの。そういう時にはこういう本を読んで少し理屈側の情報も吸収してみるといいかもしれない。個人的には、経験と理論の両輪がきれいに回っている状態が好みなのですけどもね。
ブレインハックス-人生を3倍楽しむ脳科学(マイコミ新書) (マイコミ新書)
posted with amazlet on 07.09.01
