あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

TRPGでの名前の重要性。

 今日は定例会でトーキョーN◎VAをやってきた。ルーラー曰く、コミケでゲットしてきてもらったシナリオとの事。私も買っていたシナリオだけど、まだ読んでなかったので参加。ラッキー。
 シナリオネタバレはよろしくないので、適当にさわりだけ。
 PC1のカブキ(バンドとかやってる系のカブキ指定)を、俺のコピーだと言ってくるゲストがいて、PC1とゲストとの音楽対決、って話。
 で、PC1のカブキをプレイしてみた。
 最初、マクロスセブンみたく、ウォーカーに乗るアラシ=カブキにしようか、とかネタに走る方向で考えていたのだけれども、出落ちで終わる可能性もあったのでちょっと自粛した。カブキ×3にしようか〜とか思いつつキャスト作成。
 で、最後に名前を決める。相手のカブキの名前がYOICHI(那須与一、が元ネタですね、たぶん)って事なので。こちらも歴史上の人物にあやかろう、って事で、アーサーと名付けてみた。
 不思議な物で、名前が決まるとそれまでぼんやりと考えていた設定が名前にまつわるイメージで駆逐されていく。バンドの名前はエクスカリバーだ。とか、チームメンバーにはギネヴィアってアーサーの恋人がいるけど、ギターのランスロット*1と影で…とか、パーシバルは後ろで黙々とドラム叩いててとか、マーリンってニューロが打ち込みでいろいろやってるとかいっぺんに出てくる。
 その辺の細かい設定はおいておくとしても、PCの性格設定も「高潔なる」、とかそう言うイメージが自然に沸いてくるし、スタイルもカブキX3から、カブキ,カブキ,カリスマと、一枚カリスマに変えてみたり、実際のプレイ時も王っぽく会話してみたり、と、ゲームの方にも影響を及ぼしてくる。喋ってる内容についても、他プレイヤーの耳に届くときは、アーサー王のイメージが追加されて届くようで、本来の喋ってる内容よりも効果がたかかったんではないか?と思わされた。
 他のゲームや小説で出てくるキャラクターの「名前」を借りる事は強力なテクニックだ、と思ってしまった。強力すぎるが故に、外すと大変な事になりそうな気もするけど。
 今回は、幸いシナリオの方向性とうまいことマッチしたので、プラスの方向に働いたのではないかな?と思う。N◎VAがファンタジー物では無い、というのもプラスに働いているような気がする(ファンタジー物でファンタジーなキャラクターの名前を取ってくると、イメージに振り回されすぎるような気がする)。
 まあ、他のプレイヤーに困った顔をされない程度に、意識してみてもいいテクニックかも、と思った。

*1:当然超美形