ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学
島田紳助がレースチームを作って色々やっていたのは知っていたが、他にも色々と経営しているとは知らなかった。
この本には、島田紳助氏が色々な商売をサイドビジネスで行い成功を収めて来た理由と経営哲学が書かれている。
私が要点と思った点を、ざっくりと書いておく。
・サイドビジネス。
本業ではないので、業界の常識に縛られない。業界の常識に縛られると言うことは、同業他社と大差ない位置にしか付けない。業界の常識に縛られない視点(ただし、合理的でなくてはならない)で攻めることで、成功が手に入れられる。
・顧客満足度より従業員満足度。
働いている人間が喜んで働ける事が、他者との差別化につながる。そしてなにより、気持ちいい人間が働いている方が、顧客も満足できる。お客さんの満足する顔があれば従業員も喜べる。正のスパイラル。
自分で商売をしたい、と思う人は、読むことで何かが得られると思う。読みやすい(文章もそうだが、きちんと構成されている)ので、その点でもお勧め。