あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

D&Dセッション記録。「ギーガン冒険日誌」

 8月第二週の定例会に参加。クトゥルフのセッションとD&Dのセッションとどちらに参加するか迷ったが、D&Dに決定。もうすぐレベルが上がりそうだったし。
 本日は護衛をしながらの巻き込まれシナリオ。いつもと趣向を変えて、キャラクター視点で書いてみることにする。記憶とメモのみに頼ってるので間違いや誇張はあるけどその辺はご容赦願いたく。
 なお、公開されているシナリオらしいので、やる可能性のある人は読まない方が吉。定番っぽいシナリオなので、読んでも問題ないかもしれないけど。

依頼を受ける。

 わしの名前はギーガン。ドワーフのファイターじゃ。アライメントは秘密じゃが、コードを信仰しておる。
 南の森を抜けた先にある村への護衛を商人に頼まれた。この商人、商才がないのかこのくそ暑い中、さらに暑い南へ毛皮を売りに行くらしい。払うものさえ払ってくれれば構わんが…。大丈夫なんじゃろうか。
 護衛の仲間のうち、二人は前に戦った事がある。二人ともエルフじゃが、悪いやつじゃない。一人はスカード・ブラッサム。文字通り傷だらけの娘じゃ。戦士のような身なりをしとるが、クレリックらしい。じゃが治癒の呪文はあまりうまくない*1。もう一人はスライシング・ウインド。切り裂く風という意味じゃが持っているものはクォータースタッフ。殴り倒すのと組打ちが得意なモンク。謎のエルフじゃ。
 後はペシルというハーフリングのウィザードで、もう一人はキルヒスとかいう人間の戦士。まあ、そのうちどんな奴かわかるじゃろ。

1日目

 出発前にいろいろ調べたが、森に出る野生動物が厄介らしい。なのでわしらは、歌を歌いながら進むことにした。歌はいい。心が明るくなるからの。気持ちよく歌を歌っておるうちに、誰が一番うまく歌うか、1gpづつ賭けようという話になった。わしは気持ちよく歌ったんじゃが、皆は顔をそむけおった*2。なに、モンクのスライシング・ウィンドはエルフの癖にわしより下手じゃった*3わい。ハーフリングのペシルはおばあちゃんから教わった歌とか歌って、こいつは非常にいい歌じゃった*4。1gp払う価値もあるというものじゃ。歌のせいか、コボルトの不意打ちに気づかなんだが、なに、それでも軽く蹴散らしてやったわい。
 宿に着くと、ペシルは賭けに勝った金で皆におごってくれるという。いい奴じゃ、本当にいい奴じゃ。酒場の皆にも気前よくおごったせいか、あたりのことをいろいろと話してくれた。何でも、南につながる道の片方は、何かあるのか人が来なくなっているらしい。いろいろと話し合った結果、迂回路を通ることになった。皆、臆病じゃの。

2日目

 昨日の予定通り、迂回路を通ることにする。今日も野生動物を追い払うべく、歌を皆で歌う。今日こそ賭けに勝って見せるわい。
 わしはとっておきの「ドワーブンドランカーソング」を歌うことにした。みな聞き惚れておったよ*5。スカード・ブラッサムの「雨の中のハイローニアス」は渋くていい歌じゃったが、わしには少し及ばなかったようじゃ*6。モンクのスライシング・ウィンドは自然の厳しさを歌いあげておった。悔しいがわしと互角じゃったので*7、皆で話して酒場で延長戦を行うことになった。
 奴は酒場で修行の厳しさを歌いあげた歌を歌いおった。悪い歌じゃないが、酒場で歌うには選曲を誤ったようじゃな。わしの「ドワーブンドランカーソング」こそが酒場にはふさわしい歌なんじゃよ*8
 さて、今宵はわしの勝ちという事じゃったので、昨日と同じく皆に酒をふるまった。良い習慣は続けられるべきじゃろう。
 酒をおごってやった別の冒険者の話じゃと、南に二日行ったあたりでトロールとかいう化け物に出会ったそうじゃ。切りつけても傷が回復する化け物で、視力を奪う呪文をかけてその隙に逃げてきたらしい。大変じゃのう。

3日目

 今日は雨じゃった。トロールとかいう化け物が怖いので、なんとなく歌うのはやめにしておいた。雨で道がぬかるんで歩きにくい。心が沈むのう。
 トロールは火の傷は治らんらしいので、遭遇に備えてたいまつと、遠くから攻撃するためのジャベリンを買って、その後は宴会をやった。酒が美味い。酒場の連中の話じゃと、南に最近目の見えないトロールが出て、道を通るものを襲っては食っているらしい。目が見えんものじゃから、街道から動いていないようじゃ。迷惑な事じゃの。

4日目

 昨日の雨がうそのようないい天気じゃ。足もとはまだ少し濡れておるが、歩くのに支障はない程度じゃ。
 トロールが怖いので、今日も歌は歌わないことにしておく。
 だいぶ歩いたあと、わしらは街道の真ん中で寝ているトロールらしい化け物を見つけた。だいぶ遠く、まだ200フィートは向こうじゃ。
 投げ武器があたる距離までわしらはそろそろと近づいた。実際にはわしとキルヒスの鎧がガシャガシャ音をたてておったのじゃがの。しかしどうも、奴は寝たふりをしておっただけのようじゃった。決してわしらの鎧の音のせいじゃない。奴は急に起き上がってきてこっちに向かってきておる。聞いた通り目は見えないのか、あまり素早い移動じゃない。
 わしらは遠くからジャベリンを投げた。投げて投げて投げまくった。しかし、当たらない。ペシルの酸をかける魔法はあたっておったが回数が限られておるようで、仕方ないのでわしらは近接して殴る事にした。当たらん武器じゃ仕方ないからの。
 しばらく殴りあっておったのじゃが、トロールのやつめ、キルヒスを盾ごと吹き飛ばしおった。幸い一命を取り留めたが、なんちゅう筋力じゃ。わしも死にかけたが、なんとか命をつないぐ事ができたわい。頑丈な体に生まれてよかったの。
 あたりに散らばった犠牲者の持ち物から、治癒のワンドが見つかったのは幸いじゃった。どこからともなく、「しまった、ワンドオブキュアライトウーンズ15って言っちゃった」って後悔の声が聞こえたような気がしたが気のせいじゃろう*9
 その後、またコボルトの襲撃やらなんやらあったのじゃが、まあ大物も倒したことじゃし別にいいじゃろ。まあ、今後は金輪際投げ武器なんぞ使わんと思ったくらいかの。
 まあ、その後、盗賊団のうわさがあったので殴りに行ってみたりしたがこれは蛇足じゃったかの。とにかく今回はいい儲けじゃった。あと、歌を歌うのは楽しいの。次はもっとうまく歌えるよう練習じゃの*10

*1:サイコロ振って1とか2とかが多い…気がする

*2:達成値が3とか

*3:達成値2。いや、本当に低いね

*4:達成値20!!

*5:達成値17。これは勝ったか!と思った

*6:達成値16。負けるかと思ってどきどき

*7:17だった。向こうは能力修正±0で、こっちは2。延長はかなり不利

*8:向こうは達成値1で、こっちは達成値17。なんか異様に目がよかった

*9:GMのミスで未鑑定のはずのワンドの中身がわかったのだ。すごい助かりました(笑)

*10:実際、歌を歌うサイコロの目と酒場のシーンは妙な盛り上がりだった。ちなみにレベルが上がったので、芸術で歌唱を真面目に取ろうかと検討中