あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

RSSリーダーの罪

 RSSリーダーのおかげで、入ってくる情報量が飛躍的に多くなった。
 しかし、多くなるに従いノイズも増えてきている。むしろ無駄に多くなったというべきなのかもしれない。
 少し前の情報収集の方法はテレビだった。しかし、テレビは自分の望まない種類の情報も多く流してきていた。今の私の状況は、使う道具がテレビからRSSリーダに変わっただけで、情報のINPUTに無駄に時間をかけすぎているという状況はそのときと同じような気がする。むしろ、時間を問わず見ることができる分、テレビよりなお悪い。
 いつでも情報にさらされ続け、感覚が麻痺してしまうかのようだ。次第に、情報をINPUTするという行為そのものが快となり、情報の価値には注意を払わなくなってしまう。
 情報収集は、手段であって目的ではないという事を、私は理解するべきなのだ。
 本当に必要な情報なんてものは、実は入ってきた情報の中のほんの一部だ。飽食気味の情報収集など、百害あって一利なしである。情報を適切に捨てることを覚えないとならない。
 RSSリーダーは本当に便利だ。だが便利すぎるゆえに使い方は最新の注意を払わなくてはならない。刃物と同じくらいの細心の注意だ。情報にコントロールされるのではなく、情報をコントロールするべきなのだ。
 情報を仕入れる事はこれからの時代絶対に必要だ。だけど、自分に処理できない量の情報では意味がない。入ってきた情報を適宜アーカイブするだけでなく、いらない情報は素早く捨てたりそもそも情報を入れる量を絞る、という勇気も必要なのだと思った。
 というわけで、たまった未読の処理だけでなく、あまり読まないフィードもとりあえず購読停止してみたり。