あんにんにっき。

日々思ったことや、おこったことを記録するブログ。要するに日記。

ソフト開発者が造った飛行機には乗ることができない、らしい。

 CNET Japanの記事 ソフト開発者が造った飛行機には乗ることができないによると、Oracleの最高セキュリティ責任者が「ソフト開発者が造った飛行機には乗ることができない」と言ったらしい。
 たぶん、アメリカのソフト業界を見て言った台詞とは思うが、日本の業界にも適用可能と思われる。なんと言っても、資格も何も不要、という状況だもの。
 資格が無くてもそれに類する知識があるのならともかく、驚くほど物を知らない人間に会って驚く事がある。飛行機の例にすれば、機械工学をしらない人間が飛行機の設計をするようなもので。乗るとか云々以前に飛ばない飛行機が出来上がったり、そもそも飛行機が完成しなかったり(まあその場合だいたい納期がずるずる延びてなんとか飛行機の形はできあがったりする。きちんと飛ぶかどうか保証は無いが)。とまあそういったような話は、そこらのコンピュータ開発系の雑誌等みてみればいくらでもある。というわけで、件の責任者の発言は、至極当然の感覚のような気がする(最も、技術力のあるところや人はとんでもなくあったりするわけで、全体的に駄目ってわけではない。日本の建築業界とて、全てが全て偽装しているわけではないのと一緒)。
 セキュリティの知識や、ソフトウェアアーキテクチャの知識やらの必要性を考えると、そう遠くない将来、資格がなくては設計してはならないって時代がくるのではなかろうか。とりあえず、今の私にできることは、より完璧な飛行機を作るのに相当するソフトウェアの知識を手にするべくがんばることですかね。