TRPG:比叡山炎上に関する雑感
比叡山炎上、をざっと読んでみた感想なぞ。
PCは普通のクトゥルフより若干強くなっている。
具体的には
- 「術(剣術や忍術や法術etc)」により、戦闘力等が上がる。超人とは言えないものの、そこそこは強い。(もちろん、神話生物はもっと強い。)
- 「修羅」状態の存在。HPやSANの減少が気持ち小さくなるし、運がよければ一時的発狂状態下でも自立的な行動が可能(な事がある)。
強くなっているのをいいことに、力で押すような展開が楽しげ。せっかく術とか取れるのだから、がしがし使う方が楽しそう。
という事は、神話に出てくる存在と直接対峙するのではなく、間接的に対峙する方が楽しいのでは?と思われる。例えば魔界転生の如く、魔の力を得て復活した剣豪を再び死の国へ追いやるような話とか。
超越的に強いわけではないので、とんでもない目(死とか狂気とか)に遭いかねないダークな雰囲気が良い。
そういう方向で進むなら、伝記小説は格好の素材。山田風太郎忍法帖あたりは最有力素材。ちょっとひねって金目教とかも面白そう。
日本史に詳しいなら、歴史上の怪異や謎の影にクトゥルフ神話を織り込むのも手だと思う。というか、おそらくこちらが本道。でも、個人的には伝記物でつくるのが楽しいのではないかと思う。
とりあえず、付属シナリオを近いうちにやってみて、動かしてみた感想を書くことにしよう。